一人ひとりの子どもたちが豊かに健やかに そして幸せに育つことを願いこの教室を開 校することにいたしました。 「将来、自立し力強く生きる力」を身につ けるために一人ひとりのニーズにあった指導 ・必要な支援を行い、地域において共生(イン クルーシブ)社会の実現に寄与することを目指します。
日曜日は、アットスクール 農芸部
講師の房本先生の農園へ『芋掘り』に行ってきました。
昨年に引き続き、天候不順でたくさん植えた芋の苗も枯れたものも多く、芋掘りが出来るのか不安でしたが、大きなお芋がでてくると『先生、見て‼️ めっちゃ大きい❣️やった〜』と歓声が。
芋掘りが終わると、待ちに待ったBBQ
土曜日は、大阪校でSNS(スペシャルニーズサポーター)研修でした。
日頃、指導や支援に関わる先生方が発達特性や学習支援、ソーシャル スキルなどに関する知識・指導技術の向上を図ることが、子どもたちの自信や自立性を育んでいくことになります。
講師は、NPO法人チャイルズの是澤ゆかり先生
『子どものニーズに寄り添った指導法』
具体的な事例をもとに指導法をお話しくださいました。
講師も普段の指導によりスキルアップした指導法を身につけます。
ということで、お勉強の後は大阪校の先生方と意見交換懇親会。
教員採用試験に2都道府県に合格
日は、阿倍野市民学習センターで子育てセミナーでした。
講師は、桃山学院教育大学教育学部教授の松久先生
『発達障がいのある児童生徒は青年期をどう乗り越えるのか』
〜社会性を育む支援とは〜
発達障がいを抱える子どもが社会に出るために学ぶべきこと。
将来自立するために、社会不適応を起こさない為に学齢期にどう育み育てればいいのか。
長年現場で子どもたちに向き合ってこられた松久先生。
具体的な事例豊富でわかりやすくユニークなお話しで会場が盛り上がりました。
自閉スペクトラム症を中心に、事例を交え特性をわかりやすく説明いただき、支援は一人ひとりオーダーメイドではあるけれど大事なポイントを教えていただきました。
私たちが、例えば英語圏でなく、フランス語圏やロシア語圏、イスラム圏に一人で行ったことを想像してください。(フランス語やロシア語が流暢に話せる人は問題ありませんが)
そこでスマホもなく翻訳機もないことを想像してみてください。
目的地に行きたいけど、誰かに聞くしかない。
話せないし、ひとりぼっち どうしますか?
自閉スペクトラム症は、『価値観が異文化の世界のように大きく違う』と松久先生。
私たちがひとりぼっちで全く違う国に紛れ込んだような感覚だと言われると理解しやすいのかもしれない。
特別支援教育は、“コツを教えること”と。
ひとりぼっちで、全く知らない異国の地に紛れこんでしまったら・・
看板など視覚に訴えるあらゆるもの、少しでもわかりやすいものを探すと思います。日本語がわかる人を必死で探すと思います。
「何でわからないの‼️」とか「こんなこともわからないの‼️」「さっき教えたやん」ではなく、
『コツを教える』
具体的には
●見通しを持たせる
●視覚支援
●注意喚起
●あいまいな表現は避ける
●大声で怒鳴らない
アインシュタインやビルゲイツ、エジソンやニュートンのように世の中を動かす原動力となる天才も自閉スペクトラム症(gifted)と言われています。
✴︎誰にでも出来ることは出来ないけど、誰にでも出来ないことが出来る‼️
そんなプラスの特性を見いだし、自覚させ生かすような支援をこれからも続けたいと再認識させられた講演でした。
10月13日(日) 大阪市立阿倍野市民学習センターに於いて
「子育てセミナー」を予定しておりますが、台風19号の影響が
心配されます。
13日(日)午前11時の時点で「大阪市域」に「暴風警報」または
「特別警報」が発令されている場合、セミナーは中止とさせていただきます。
何卒ご了承くださいますようお願いいたします。
4月20日はテスト会。
個別指導を続けていると、なかなか指導方法を変えることはありません。指導を客観的に見られないからです。
本日テスト会をして新たな発見がありました。
隣で指導している時は、声かけや飽きないように課題を変えたりするので、集中し理解も進みますが、テスト中はそうもいきません。
一問解いては爪をかみ、また一問解いては鼻をほじる。
横に行き、小さな声で「次の問題あるよ」とか「時間無くなるよ」とか声かけします。
一対一じゃない学校もこんな様子なのかなと想像します。
このように普段の指導と違う様子を見ることは新たな発見になり、今後より効果的な指導に繋げなければと思ったテスト会でした。
2008年5月よりキッズなー教室を始めて以来、約9年。この間、たくさんの生徒と関わり合い、私自身もずいぶん学ぶこともありました。
最初に高校受験をした生徒はもう24歳になり、社会人として働いています。
この間、発達障がいなどを抱え学習に困難を持つ児童生徒に対し、子どもたちの「生きる力を育てる」ことを目的に「子ども一人ひとりのニーズにあった
学習支援、親への養育相談」を行ってきました。
9年やってきて、この事業の必要性をますます確信していますが、一人ひとりが抱える障がい特性の違いがあるので、それぞれののニーズにあった指導ができる講師の確保は絶対必要なことであり苦労もしてきました。
このたび、私が5年前より講師をしていたアットスクールの東住吉キッズなー教室として開校することにいたしました。
「わからない?をていねいに引き出し、育てる教室」として事業を開始し、さまざまなニーズを抱えた子ども達に対して、適切な教育的支援や不安を抱えている保護者の方への支援を続けていきたいと考えています。
服部 照子(特別支援教育士)