みなさんにとっての「誕生日」はどのようなものですか？
小さい時はケーキ（当時は高級品でした！）とプレゼントがあって、お祝いをしてもらうことがとても楽しみでした。10代の時は「セブンティーン」という言葉にも憧れました。20～30代は仕事と子育てで、誕生日を忘れることはないものの時間に追われていた生活でした。そうした中で友人から「おめでとう」メールがくるだけで、覚えてもらえていたことに嬉しく思っていました。40代以降は「若い時のようにはいかないこととはこういうことか…」と感じることが増え、誕生日を迎えても「あまりおめでたくはないなぁ」と思ったりもしました。
しかし、50代になって、子どもも成長し両親が老いていく中、今まで突っ走ってきた日々を振り返り、そして80、90代の両親の後ろ姿を見た時、「この世に私という存在を生み出し てくれてありがとう」という気持ちになる『誕生日』を迎えるようになりました。