合理的配慮について
特別支援教育で使われる言葉、きちんと理解できていますか?
今回からは、ホームページにある特別支援教育用語集の中から、特別支援教育でよく耳にする言葉の意味や、「初めて調べてみる。」といった方に向けた投稿を定期的にしていきたいと思います!
今回は、「合理的配慮」についてお話していきたいと思います!まず初めに「合理的配慮」とは何?といった方へ、こちらをご覧ください。
合理的配慮とは、障がいのある方々の人権が障がいのない方々と同じように保障されるとともに、教育や就業、その他社会生活において平等に参加できるよう、それぞれの障がい特性や困りごとに合わせておこなわれる配慮のことを言います。
平野加美駅前教室で学ぶ | アットスクール平野加美駅前教室
以上のことが「合理的配慮」の説明となります。
言葉の意味は分かったけど、実際どんなことが行われているの?といった方に向け、今回は「視覚的な支援」について皆さんの想像がつきやすい具体的な例を出しながら詳しくお話しします。
「視覚的な支援」とは。
どんな方によく行われる?
・聴覚に障がいのある方や、視覚情報の処理が苦手な方。
【しかし!実はどんな人にでも有効なもので、実際身近にたくさん使用されています!】
有名な例
・ピクトグラム(トイレマークなど)
・時間割表やスケジュール帳など
具体的にどんなことがある?
・筆談具(ペンやメモ帳、画用紙など)を用意しておき、コミュニケーションをとりやすくする。
・駅などで「トイレマーク」など、誰が見てもここになにがあるかわかりやすくするもの。
・児童生徒に関しては、絵やカードを使用してわかりやすく伝えたり、伝えてもらったりする。
・集中力が続かない子や、注意力が散漫な子によく使用されるものですが、見たいものの周りにほかのものを
置かない、掲示しないなどがあります。例えば黒板の周りの掲示物をなくすことや、机の上にノートやプリン
トしか出さない、ほかの問題を隠して一問に集中しやすくする。などがあります。
視覚的な支援の一つとして、勉強面でアットスクールでは、こんな工夫をしています!
①コグトレをしているときにも、問題に沿って紙を置いてあげることで、読みやすくなります!
これは音読や文章問題を読む際にも、今どこを読んでいるのかわかりやすくなることも効果の一つです!
②こちらが例にも出したほかの問題を隠す!といったことです!実際ほかの問題に気が散ってしまうことがたくさん
ありましたが、こうすることで、落ち着いてその問題に取り組むことができています!
特に算数や数学の計算問題を解くときや、理科社会などといった暗記の分野にも使うことができます!
③次は枠を見やすくする!です。
枠からはみ出てしまったりバランスよくかけなかったりするのには、見えにくかったり枠が感覚的にとらえにくか
ったりするのかも…。そういったことを小さくするために、色の変わった紙で枠を切り抜いてあげ、より枠を意識
しやすくするといったことをしてあげると、見違えるほど枠内に収まったりすることがあります!
以上が、アットスクールで行っている一例です!
そのほかにも、この子にはどんな風にしてあげたら集中しやすいかな?うまく伝わりやすいかな?などと、常に
考えながら授業を行っています!
※ここで注意※
「これがないとできない」にならないようにすることが大切です!ある程度身についてきたなと思ったら
「今日はこれなしでもできるかな?」などといった声掛けから、本人もこれがなくても「大丈夫!」といった想いに
してあげるといったことも大事ですよ!
【これは過支援になってないかな?】といったところが見落としがちなので、冷静に立ち止まることも私たちの役目
です!長い目で支援していきましょう!
今回は『合理的配慮』の中でも「視覚的な支援」についてお話してきました!もしもわからないことがあったらお気軽に公式LINEにお問い合わせくださいね!こんなことが聞きたい!等も募集しております!
以上!教室長のつぶやき(特別支援用語集Ver)でした!
これからもいろいろと発信していきますので、また見に来てくださいね!
アットスクール平野加美駅前教室 教室長
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大阪市平野区加美鞍作1-5-17